Sustainability Initiatives サステナビリティへの取り組み

社会との持続的な共生に向けた取り組み

SBIグループは創業以来、様々な社会貢献活動を積極的に進めることで企業の社会的責任を果たし、社会の維持・発展に貢献することを目指してきました。アセットマネジメント事業の中核である弊社においては、「持続可能な開発目標(SDGs)」をはじめとした国際的な規範を尊重し、常にグローバルな視野に立って、次世代の社会を担う企業を積極的に支援し、新産業の育成や技術革新へ貢献しています。

新産業の育成と技術革新への貢献

当社のファンド運営事業では、次世代の中核的産業となる成長分野へ集中的に投資を行ってきました。
1990年代における米国のインターネット関連企業への投資を皮切りに、累計で約7,000億円のベンチャーファンドを組成、インターネット、モバイル、スマートフォンやフィンテック、AI、ブロックチェーンのほか、IoT、ビッグデータ、ロボティクス、ヘルスケア(医療・介護)、インフラ(交通・エネルギー)等の「Society 5.0 for SDGs」の実現に寄与する様々な領域の事業を手がける企業への投資・支援を行っております。
このように次世代の社会を担う企業を積極的に支援し、新産業の育成や技術革新へ貢献しています。
今後はグリーン・イノベーションやESGを意識したインパクト投資関連、さらにはメタバースやWEB3.0をはじめとした時代の潮流に合致した領域にも積極的に投資を行っていく方針です。

  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

ヘルスケア、バイオ関連事業への投資を通じた人々の医療・健康ニーズへの貢献

人々の医療・健康への関心が世界的に高まる中、当社はこれらのニーズに応えるべく、2003年に設立したファンドによる創薬ベンチャーへの投資を皮切りに、その後も複数のファンドを組成し、バイオテクノロジーに加え、ライフサイエンス、ヘルスケア関連の有望なベンチャー企業への投資・育成を行い、人々の医療・健康ニーズに貢献しています。

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

地域金融機関の課題解決を通じた地域社会への貢献

マイナス金利政策の長期化や技術革新による新たな金融サービスの台頭、高齢化社会や人口減少の加速など、地域金融機関を取り巻く経営環境は厳しい状況が続くものと予測されています。当社は投資先ベンチャー企業のフィンテック、AI及びブロックチェーン等の先端技術を地域金融機関に拡散することで、地域金融機関の金融サービス高度化・収益力強化に向けた取り組みを支援し、地方創生に貢献しております。

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

再生可能エネルギーの普及と地域振興

再生可能エネルギーによる発電が世界的に増加する中、日本においても太陽光や風力に加え、地域資源を有効活用したエネルギーの導入が、今後の地域経済を担う重要な存在として注目されています。当社では、環境エネルギー関連のベンチャー企業への投資を通じてエネルギー自給率の向上や地産地消による持続可能な地域づくりに貢献し、地域経済の活性化に取り組んでおります。

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

上述の取り組みは、投資方針1「単に『儲かれば良い』」ではなく『事業のもとは徳なり』と、きちんと認識できる経営者であるか」や、投資方針2「企業は社会的な存在で、社会の中で初めて存続でき、したがって、社会の維持発展に貢献しないといけないという基本認識をもっているかどうか」において象徴されるよう、サステナビリティを重視した投資活動の一例です。
弊社は、SDGsの各ゴール・ターゲットの達成に資する事業を展開するスタートアップに対する投資や支援活動を、持続的な経済成長、格差の解消、地球環境の負荷軽減、医療・福祉の高度化等の多様な側面からサステナブルな社会の発展に貢献するものであると捉えています。今後もSBIグループの経営理念のもとに高い志を持ったスタートアップを支援することで、持続可能な社会に貢献できるよう邁進します。

SDGs関連投資先例